文書作成日:2018/01/05


 寒い季節は風邪をひかないように注意している方も多いと思いますが、風邪以上に心配なのが肺炎です。特に、年齢を重ねた方は肺炎が大きな病気を招くこともあるので、日頃から予防しておきたいもの。今回は肺炎を防ぐ生活習慣についてご紹介します。




 若い人が肺炎になると、発熱や咳、たんなどの症状がみられますが、高齢者の場合は症状がわかりづらいといわれています。その症状としては、食欲不振や元気がでないといったものが多く、見落とされがちです。

 高齢の方が肺炎になると、動けないことで足腰が弱ったり、認知症になったりする可能性もあるとされています。また、糖尿病の悪化や心臓・脳の病気も引き起こすといった指摘も(※)。普段からちょっとした変化を見逃さず、専門医の診断を早めに受けることが大切になってきます。

(※)誤嚥性肺炎にご注意を
 高齢の方の発症が多いのが誤嚥性肺炎。年齢を重ねると食べ物などを飲み込む運動がうまくいかず、誤って気管に入ってしまうことがあります。口の中の細菌が一緒に気管に入ってしまうと、それが原因で誤嚥性肺炎を引き起こすことがあるのです。




 肺炎にかからないために、有効な対策のひとつが「外側から感染を予防すること」。改めて毎日の習慣を見直してみましょう。

<うがい>
 うがい薬を使うのもいいのですが、簡単で効果が期待できるのは、声を出してうがいをすること。「ア〜」「ガラガラ…」など声を出すことで、のどの奥の汚れや細菌まで洗い流す効果が高まります。

<手洗い>
 石鹸やハンドソープを使って手洗いをするのに加え、感染対策にはアルコール消毒薬を使う方がより効果的。アルコール消毒薬を手にすり込むことは、肺炎などの感染症を防ぐのに役立つといわれています。

<マスク>
 病気にかからないようマスクをしている人も多いのですが、そのつけ方にもご注意を。必ず清潔な手で口だけでなく鼻まできちんと覆い、なるべく空気が入らないようにぴったりと密着させるのがポイントです。

<歯磨き>
 口の中のバイ菌が増えると、誤嚥性肺炎を起こしやすいもの。また、歯周病はさまざまな病気につながる可能性があるので、マウスウォッシュやデンタルフロスなども使い、すみずみまでしっかり歯を磨きましょう。歯科で定期的に歯石をとる、虫歯の治療をすることも大切です。




 肺炎を予防するには、侵入した細菌やウィルスをガードできるよう、内側から身体づくりをし、免疫力を高めることも重要です。

<食生活>
 免疫力をアップすると注目されているのがレンコン。免疫力を高める成分LPSが人参や里芋の6倍以上含まれています。特に皮と節の部分に多いので、なるべく捨てずに食べるようにしましょう。

<禁煙>
 タバコには約2,000種の化学物質が含まれ、肺のみならず、全身の健康に影響を与えます。免疫力を高めるためにも、タバコをたしなむ方は禁煙に挑戦してみてください。

<持病>
 持病があると、そこから体力が落ちて免疫力も低下。肺炎にかかりやすい状態になるため、持病の治療は積極的に行うようにしましょう。

 外と内からの肺炎予防で健やかな毎日を。寒さに負けず、元気にお過ごしください。


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